日本では、予備軍を含めますと、2500万人を超える方が糖尿病を有していると報告されています。まず、糖尿病の患者さまは、約10年寿命が短いというデータもございます。
糖尿病の方は、脳梗塞、心筋梗塞などの血管病や、癌の発症率が高いことがわかっています。高血糖が長期間継続すると、脳、血管疾患、癌が増えるばかりか、認知症、骨折、肺炎などの疾患も増えます。

早期に糖尿病を発見し、治療を開始すれば、脳梗塞、心臓病などの急な病気の予防も可能です。また、糖尿病網膜症、眼底出血による失明、腎臓病進行による人工透析などを避けることもできます。糖尿病になっても、正しく向き合い、高血糖の持続を回避することが大事です。糖尿病と気づかないまま、病状が進まないよう、糖尿病という病気や、検査についてご相談ください。

治療と耳にしますと、飲み薬やインスリン注射を頭に浮かべてしまいます。血糖の状況によりますが、食事、運動療法など、飲み薬やインスリンなどを用いない方法もあります。

また、あまりに血糖が高い場合、膵炎や癌といった病気が隠れていることもあります。血糖が高いことを安易に考えずに、慎重に検査しながら、丁寧に治療していくことが大切です。

昨今、大学病院や民間病院などからの紹介の患者さまがとても増えています。待ち時間が長い、通院が大変だ、などのお悩みをお持ちの場合には、お気軽にご相談ください。